闇金が借り手を追い込む手口

ちょっとした事情から家賃の支払いに2万円が足らなくなったAは、軽い気持ちでヤミ金へ手を出してしまった。

「低利」「即日融資」「無理のない返済プランあり」の宣伝に踊らされ、2万円くらいなら給料日にはすぐに返済できるだろうと甘い考えで借りてしまったのだ。

利息は週に3割で先引きされ、他にも手数料と称して1割が引かれ、Aの口座に振り込まれたのは1万2千円だった。2万円借りたはずが、手元には1万2千円。それでも、一週間後には2万円を振り込まなくてはならなかった。

「こんなはずじゃなかった…」
Aは、闇金の怖さを感じ取り、友だちに金を借りて2万円を返そうとしたのだが、闇金はAがいいカモになると思ったのか「無理しなくていいですよ。元金は給料日後にして、とりあえず利息の6千円だけ入れてくれれば大丈夫です。Aさんも、ご友人とのお付き合いもあるでしょうから、ウチへの払いは後回しでいいです」と言われ、せっかく友だちから2万円借りたのに闇金へは利息しか払わなかった。

こうしたことが何度も続き、気がつけばお金が回らなくなってしまったA君。それから闇金の酷い取立てや嫌がらせ、要求が始まった。

「会社にバラされたくなかったら、口座を差し出せ」「利息の代りにスマホを送れ」など無理難題を押し付けられたこともあり、思い切って闇金に特化した弁護士の事務所を訪ねた。

「もっと早く相談すれば良かった…」と今では胸を撫で下ろしているという。